2014年9月19日金曜日

『Godfire™(ゴッドファイア)』深みに欠けるバトル&パズルが残念な美麗グラフィック神話アクション ★★★☆


Godfire: Rise of Prometheus - Launch Trailer by VividGamesChannel


美しい雰囲気あるグラフィックとギリシア神話の神々をモチーフとしていることから『God of War(ゴッド・オブ・ウォー)』シリーズを連想させるポーランドに拠点を置くディベロッパー Vivid Games の『Godfire™(ゴッドファイア)』。リリース時から気になっていた本タイトルが 100円セールだったので購入してみました。プレイを始めてまず、Unreal Engine を利用したグラフィック水準の高さに目を奪われました。遠景をぼかす被写界深度表現が施され雰囲気がとても良い。個人的に好きな点でもありますが、中東欧ディベロッパーの生真面目なストイックさが良く現れています。様々な実績のあるアニメーションスタジオ Platige Image の手腕も大きいのでしょう。こうしたリッチグラフィックスのゲームを携帯・タブレット向けに制作したことは業界水準と今後の進歩を促進する点で評価されるべき。


反面、据え置き機に迫るグラフィックなだけにそのゲーム性の低さが目についてしまいます。

  • 武器はそれぞれに特殊効果が設定されているが二刀流1系統のみで攻撃の選択・多様性が無い
  • 通常・大攻撃ボタンのみで方向ボタン等を絡めない単調なコンボ
  • ジャストガードはあるものの敵の攻撃に簡単に割り込める為、コンボゴリ押しで戦略性不要なバトル
  • バトル中はスティック操作が回避のみとなり、任意の敵にターゲットを定められない
  • ボスを除き、敵の攻撃やクセにバリエーションが無く同じようなバトルの繰り返しで飽きる
  • 箱入り娘以外はただ回転させるだけの絵合わせでパズル性がとても低い
  • 隠し要素に乏しく一本道でボリューム不足なステージ


ゲームの楽しさの中核を成すバトルが大味で攻守切り替えの楽しみを感じられないのが最も辛い。自分は記事を執筆するため全ての難易度をクリアしましたが、普通のユーザーならノーマルクリアで十分な感じ。コンシュマーと比較するのは酷ですが、『God of War(ゴッド・オブ・ウォー)』や『NINJA GAIDEN(ニンジャガイデン)』、『Devil May Cry(デビルメイクライ)』などを改めてプレイしたくなりました。また、iPad Air でプレイしたのですが、最終難易度クリアまでに進行不能バグを4〜5回程経験しました。宝箱を空けたら固まったり、開くべき扉が開かなかったり、死亡再開時に建物が描画されず敵キャラが空高く舞い上がって行ったり・・・。どのバグもタイトル画面からコンティニューすればゲーム進行出来たのが幸いですが。

課金無しで十分クリアできる難易度調整なのは良心的。今後アップデートでステージ追加もありそうなのでその際にはまたプレイしてみようと思います。ただ、本質的なバトルパートでの劇的な向上は厳しいと思うので、次作には是非ゲーム性の追求も期待したいです。



Godfire: Rise of Prometheus - Combat Update Trailer by VividGamesChannel


★『Godfire™(ゴッドファイア)』関連サイト

★『Godfire™(ゴッドファイア)』攻略サイト



ユニバーサル(iPhone/iPad)版


★ Playthrough - 攻略動画 -

【Walkthrough : 攻略】Godfire: Rise Of Prometheus for iOS Full Walkthrough by iOS Games Channel ※右下の■ボタンでサムネイルを表示して、再生リストの他の動画を視聴できます。



Godfire Act 6: City Of Acropolis for iOS Full Walkthrough by iOS Games Channel



Godfire Act 7: Defiled Temple for iOS Full Walkthrough by iOS Games Channel


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