2013年9月1日日曜日

『The Room(ザ・ルーム)』知的で上質なひととき、ギミック満載で優美な3D秘密箱パズル ★★★★★


The Room Teaser by FireproofGames


Apple をはじめ各サイトの 2012年ベストゲームに選出された 3Dパズル『The Room(ザ・ルーム)』。評価の高さや優雅で美しいゴシック調のグラフィック&世界観から個人的にも気になっていた本タイトルが先日より85円セールなのでこれを機に購入してみました。さわりだけどんな感じなのかとプレイしてみたところ、止め時が見つからないほどハマってしまいました。(途中、手紙が数枚出てきますが、)幾重にも入れ子になりギミック満載で優美な秘密箱(からくり宝箱)を少しずつ紐解いてゆくカタチでゲームは進みます。タイトルである『The Room(ザ・ルーム)』は「この部屋でひとりきり、秘密箱と対峙して謎を解いてみなさい」というメッセージから付けられたのではないでしょうか? 緻密な 3Dグラフィックで描かれた秘密箱はカメラを動かすことでグリグリと動き、引き出しや鍵を回すなどのアクションもジェスチャーで行うので主観性・没入感が高い。入手したアイテムは画面左にストックされ、任意の場所にドラッグすることで使用します。適切な箇所ではアイテムの透過が無くなるので分かりやすくなってます。


本タイトルの特徴であり、パズルを解いてゆく上で重要なのが「eyepiece(接眼鏡)」。画面右端にある eyepiece アイコンをクリックすることでレンズを通した視界となるのですが、通常では見えないオブジェクトやサインを視認することが可能となります。ブラックライト的なと言えば分かりやすいかな? 謎解きに行き詰まった際にはこれを使うことでヒントが現れることでしょう。自分は映写機を覗く場面で攻略サイトを見てしまいましたが、その他は詰まることも無くサクサクとテンポ良く進める事が出来、一気に今回のアップデートで追加となった「EPILOGUE(エピローグ)」チャプターまでクリアしてしまいました。

実プレイ時間は(謎解きに詰まらなければ)さほど長くはありませんが、Chapter 1 〜 4EPILOGUE5チャプターに多数の工程が詰まっており密度は濃く、短さは感じず十分に満足。アイテムの大半が入手後直ぐの工程で利用するので迷うことも無く、理不尽さのない適切なヒントなので万人向けに最適化された難易度な印象。個人的にはもう少し骨が欲しかったかなという感じですが、マーケティング的観点ではベストなチューニングだと思います。また、現時点で日本語には対応していませんが、大半のパズルが直感的に理解できるものなので英語が不得意な方でもさほど障害にはならないかと思います。

これまでに多くのポイント&クリックを含めたパズルゲームをプレイしてきましたが、トータルな完成度であり世界観は随一と言えます。クリア後にはチャプターセレクトも利用できるようになるので再度改めてプレイしたい。それだけ見ていてワクワクさせてくれる楽しさが此処にはあるのです。LATE 2013 には続編『The Room Two』が予定されているとのことなのでそちらも期待大♪



The Room: Epilogue Teaser by FireproofGames


★『The Room(ザ・ルーム)』関連サイト



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★ Playthrough - 攻略動画 -

【Walkthrough : 攻略】The Room: Complete Walkthrough by cody RaineR



【Walkthrough : 攻略】The Room: Epilogue Walk Through by cody RaineR


★「Fireproof Games」アプリ一覧

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