2014年5月14日水曜日

『Morphopolis(モルフォポリス)』昆虫たちのカラフルな森が舞台のアイテム探しパズル ★★★★


Morphopolis Release Trailer by MCROgames


“Morpho(モルフォ)= 生物”、“polis(ポリス)= 都市国家”というふたつの単語から成る『Morphopolis(モルフォポリス)』という造語が名付けられたこの作品は昆虫たちの世界を舞台としたアイテム探し&パズルアドベンチャー。独特の色彩で描かれた森の植物や昆虫たち。まず、幾層もに分かれ横に流れるタイトル画面に目を奪われます。ゲームは毛虫がサナギになるシーンから始まるのですが、全編を通し言葉が一切排除されているこだわり様。アイテム探しパートではマイキャラとなる昆虫をタップしそのまま画面をなぞることでその方向に進むことができます。また、行く手を遮るオブジェクトに対応したアイテムが画面左に表示され、指定数を集め当該オブジェクトに触れることで道が開けたりパズルパートへと移行します。パズルパートも同様に説明が一切無いのでパズルゲームに慣れていない方は若干戸惑う部分があるかもしれません。自分は攻略サイトでヒントを見る事も無くクリアできたので難易度的には相応だと感じましたが、操作面がこなれておらず若干ストレスを感じる部分がありました。例えばひとつ飛ばしに飛び越えて消してゆくパズルでは移動させたいオブジェクトをダブルタップした後フリックする必要がありました。


ボリューム面ですが、現状5レベル10程のパズルとなっており折角の素敵な世界観をもう少し楽しみたかったです。各々のステージは数画面から成りアドベンチャー性は控えめな印象。各ステージで昆虫は別の昆虫の亡骸に生命を吹き込みその体に変態してゆきます。その行く末はどうなるのかとても気になったのですが、レベル5をクリアしても特にエンディング的なものもなく拍子抜けしたので追加コンテンツがあれば嬉しいのですが…。操作面などの不親切さは昆虫たちが生き抜く困難さが表現されていると好意的に捉えることができるかも。大人になり普段は意識することの無くなった昆虫視点の小さくも大きな世界。さまざまな生命とそれぞれの視点・スケール感の違いを改めて感じるキッカケをくれる作品。「実はこの広大な宇宙も巨大生物の一細胞に過ぎないのでは?」


★『Morphopolis(モルフォポリス)』関連サイト

★『Morphopolis(モルフォポリス)』攻略サイト



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